40w Laterガイド

不妊について知ろう

人工授精(IUI)はどんな場合に検討する?

**人工授精(IUI:子宮内精子注入法)**は、排卵の時期に合わせて、処理した精子を細いカテーテルで子宮内に注入する不妊治療です。

体外受精(IVF)とは異なり、卵子を体外に取り出して受精させるわけではなく、受精そのものは卵管内で起こる必要があります。

どんな場合にIUIを検討する?

原因不明不妊、軽度の男性因子、性交による妊娠が難しい場合、提供精子を使用する場合などにIUIを検討することがあります。子宮内膜症がある場合にも、状態によって選択肢になることがあります。

卵管が通っている必要がある?

一般的には、少なくとも片方の卵管が機能的に通っている必要があります。IUI後も卵子と精子は卵管で出会う必要があるためです。両側の卵管が閉塞している、または大きく損傷している場合には、IVFが適していることがあります。

男性因子がある場合は?

精子の数や運動率などの異常が比較的軽い場合にはIUIを検討できます。ただし、特定の精子数だけでIUIが可能かどうかを判断するわけではありません。

男性因子が重度の場合にはIVFや、必要に応じて顕微授精(ICSI)が検討されます。

IUIの前にはどんな検査をする?

排卵の状態、子宮や卵管の状態、精液検査などを必要に応じて行います。また、これまでの妊娠歴や治療歴、病気や服用中の薬なども確認します。

不妊検査はいつ受ける?

一般的には女性パートナーが35歳未満なら12か月、35歳以上なら6か月妊娠を試みても妊娠しない場合に評価を始めます。40歳を超える場合や、妊娠に影響することが分かっている要因がある場合には、より早い評価が必要になることがあります。

IUIとIVF、どちらがいい?

必ずIUIをしてからIVFに進むわけではありません。原因不明不妊や一部の軽度男性因子ではIUIを先に検討できますが、両側卵管閉塞や重度の男性因子などではIVFを早い段階から検討することがあります。

年齢、不妊の原因と期間、検査結果、これまでの治療結果などを総合して選択します。