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気になる症状と病気

子宮筋腫は必ず取らないといけない?

子宮筋腫が見つかったからといって、必ずしも取り除く必要はありません。

症状がなければ治療をせずに経過をみることもできます。治療が必要な場合は、症状の程度、筋腫の位置や大きさ、年齢、今後の妊娠希望などを考慮して治療法を決めます。

1. 治療せずに経過をみる

子宮筋腫があっても大きな症状がなければ、すぐに治療をせず経過観察となることがあります。

筋腫の大きさは時間とともに変化することがあり、閉経後には小さくなることもあります。必要に応じて超音波検査などで大きさや状態を確認します。MRIはすべての人に定期的に行う検査ではなく、位置や大きさなどを詳しく評価する必要がある場合に使用されます。

2. 症状を抑える薬物療法

過多月経や強い生理痛などがある場合は、薬で症状をコントロールすることがあります。

非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)は生理痛の緩和に、トラネキサム酸は経血量を減らすために使用されます。状況に応じて、ホルモン避妊法、プロゲスチン製剤、レボノルゲストレル放出子宮内システム(LNG-IUS)などが選択肢になることもあります。

GnRHアゴニストやGnRHアンタゴニストなどが、症状を抑えたり筋腫を一時的に小さくしたりする目的で使用される場合もあります。

薬物療法は主に症状をコントロールするためのもので、すべての薬が筋腫そのものをなくすわけではありません。

3. 処置や手術

症状が強い場合や薬物療法で十分に改善しない場合は、処置や手術を検討することがあります。

子宮筋腫核出術は子宮を残して筋腫だけを取り除く手術です。今後の妊娠を希望する場合に検討されることがあり、筋腫の状態によって子宮鏡手術、腹腔鏡手術、開腹手術などが選択されます。

子宮全摘術は子宮を取り除く手術です。症状が強い場合やほかの治療が適さない場合などに検討されます。子宮を摘出すると、その後自分の子宮で妊娠することはできません。

子宮動脈塞栓術(UAE)などの治療が選択肢になることもあります。今後妊娠を希望している場合は、それぞれの治療が妊娠に与える影響について十分に相談してから決めることが大切です。

筋腫核出術後の妊娠は?

筋腫核出術後でも妊娠は可能です。ただし、筋腫があった場所や手術方法、子宮壁をどの程度切開したかなどによって、その後の妊娠管理や分娩方法が変わることがあります。場合によっては帝王切開が勧められることもあります。

自分に合った治療を選ぶことが大切

治療法は、症状、筋腫の大きさ・位置・数、貧血の有無、年齢、今後の妊娠希望、子宮を残したいかどうかなどを総合的に考えて決めます。

そのため、同じくらいの大きさの筋腫でも、人によって経過観察、薬物療法、処置、手術など異なる治療が勧められることがあります。