不妊治療ガイド
第3世代の低用量ピル (3) – ノルゲスチメート
主な成分: エチニルエストラジオール+ノルゲスチメート剤形: 経口錠剤ノルゲスチメートとエチニルエストラジオールを配合した薬は、経口避妊薬(OC/低用量ピル)の一種です。国によってはノルゲスチメートを含むピルを「第3世代ピル」と分類することがあります。ただし、この世代分類は世界共通ではありません。ピルを選ぶ際には、ホルモンの種類や用量、健康状態やリスク因子を考慮することが重要です。避妊以外にも使われる?主な目的は避妊ですが、出血パターンを整えたり、月経量や月経痛を軽減したりする効果もあります。PCOSなどによる月経不順の症状を管理するために使用されることもあります。ただし、ピルは排卵を整えて妊娠しやすくする薬ではありません。服用中は排卵が抑制されるため、現在妊娠を希望している場合には別の検査や治療が必要になることがあります。第3世代ピルは何が違う?世代の違いは主に含まれるプロゲスチンの種類によるものです。避妊効果はおおむね同等ですが、副作用やリスクには違いがあります。ノルゲスチメートを含むピルは、一部のほかの第3世代プロゲスチンとは異なり、静脈血栓塞栓症(VTE)のリスクがレボノルゲストレルを含むピルと同程度と評価されることがあります。 ただし、エストロゲンを含む複合ホルモン避妊法自体には血栓リスクがあり、年齢、喫煙、体重、血栓症の既往や家族歴などによって個人のリスクは異なります。特定の世代がすべての人に優れているわけではなく、自分の健康状態や目的に合った薬を選ぶことが大切です。