40w Laterガイド

妊娠に向けて始めよう

実年齢と「卵巣年齢」は違うことがある?

「卵巣年齢」という言葉を聞くことがありますが、医学的に卵巣そのものの“年齢”を正確に測る検査があるわけではありません。

医療機関で確認できるのは主に卵巣予備能で、卵巣にどの程度の卵胞が残っているかを推定する指標です。

卵巣予備能は年齢とともに低下する?

はい。卵子の数は生まれたときから限られており、年齢とともに徐々に減少します。実際に排卵される卵子はその一部で、多くは自然に消失していきます。

ただし、生まれつきの卵子の数や減少する速さには個人差があります。そのため、同じ年齢でも卵巣予備能の検査結果が異なることがあります。

どうやって調べる?

代表的な方法には、血液検査によるAMH(抗ミュラー管ホルモン)の測定や、超音波で確認する胞状卵胞数(AFC)があります。必要に応じてその他のホルモン検査を行うこともあります。

これらの検査は、不妊治療で卵巣がどの程度反応しそうかを予測する参考になりますが、卵子の質そのものを測る検査ではなく、自然妊娠の可能性を正確に予測するものでもありません。

誰でも検査した方がいい?

必ずしも全員に必要な検査ではありません。ただし、妊娠の時期を先延ばしにする予定がある場合や、卵巣機能に影響する可能性のある背景がある場合には参考になることがあります。

たとえば、卵巣手術や子宮内膜症の手術歴がある、家族に早発閉経・早発卵巣不全の人がいる、抗がん剤治療や骨盤への放射線治療を受けたことがある場合などです。

結果はどう受け止めればいい?

AMHやAFCの結果だけで将来の妊娠可能性を判断することはできません。年齢、月経歴、既往歴、超音波所見、妊娠希望の時期などと合わせて医師と相談しましょう。